ねむようこ 妊娠中、子育て中に読んで欲しい漫画『君に会えたら何て言おう』

こんにちは、asaです。
今日はねむようこ先生の漫画の紹介。
ねむようこ先生の漫画は、現代の多様化した価値観に生きる若い人とか若くない人とかの、それぞれの不安とか悩みとか希望とか色んなところに焦点を当てて、モヤモヤしている何かを言語化しようとしてくれていると思います。
そんな先生のマンガでおすすめ作品があります。
特に妊娠中や産後のママに。
「君に会えたら何て言おう」

一巻完結となっております。
現代を生きる女性の妊娠から出産までの物語
結婚して数年、30才も少し過ぎたキリちゃんが、自分の妊娠や出産の時期について考えるところから始まる物語です。
ねむようこ先生の実体験も元に描かれているみたいです。
漫画ですが、何か大きな事件が起きるわけじゃないんですよ。
きっと普通の初産の人のごく一般的な妊娠経過。
でも、どんなに順調に経過して、順調に出産したとしても、妊娠・出産って誰にとってもかなりドラマチックなストーリーになると思うんです。
些細なことで悩んだりしちゃうし。
だけど、お腹の赤ちゃんが無事に育っていさえすれば、妊婦さんの些細な悩みやマイナートラブルなんて、周りの人にとっては「取るに足らないこと」にされてしまうような感覚。

しかもね、自分でさえも妊娠中のいろんなこと忘れますね。
もうその後の育児の目まぐるしさや訳のわからなさに、妊娠中やまして妊娠前の気持ちなんてもうどこへやら。
「君に会えたら何て言おう」はそんな妊娠中の小さな不安とか不満とか喜びとか、いろんな感情を丁寧に描いてくれている、そんな物語です。
きっと経験のある方は、いろんな感情が湧き出てくると思います。
共感ポイント
妊娠出産経験のある方は、読むと「そうそう!」って思うところがたくさんだと思います!
旦那のズレ具合
キリちゃん、妊娠初期に「なんとなく気持ち悪い」と言っても、旦那さんに「気のせいじゃない?」とか言われていましたが。
めっちゃわかる。
妊娠初期めっちゃ疲れますよね。
ひどく吐いたりしなくても。
何にもしてなくてもやっぱり何か体調がいつもと違うんです。
ホルモンバランスもすごく変化するし、心身ともにデリケートになっている。
でもそれを伝えても、平常運行させようとしてくる。
まぁ見た目とかなにもかわってないから、わからんのでしょうね。
でもさ、こっちがそうだって言ったらそうなんだから、「そうなんだ」って言えよ!みたいな。

しかもちょっと調べれば、妊娠初期の妊婦さんの体調のことなんかネットに無限に書いてあるのに絶対に調べなかったねうちの夫は笑
あ、ただの愚痴になりました笑
自分の身体なのに、思い通りにはできなくなる
キリちゃんも妊娠中、ある日突然「切迫早産なので安静にしてください!」といわれてね。
私はまだ切迫早産で安静とか入院とかしたことはないのですが、これも本当に「あるある。」
周りに自宅安静組も入院組もたくさんいます。
本人はいたって元気なのに。
やることもたくさんあるのに、関係ない。
赤子を守るには「動かないで!」といわれるんですよね。
つわりも酷い人は何にも食べれなくて入院したり。
だけど、どんだけ頑張っても、本当に誰も褒めたりしない。
当たり前のことという感覚。
ほんとうに、母親になるってすごいなって思います。
(あ、でも自分の母親なんかは協力してくれますね、赤ちゃんのために)
そして思っていた通りにはいかない出産
予定日とかね、知らんよって感じで。
赤ちゃんの産まれたい時に生まれてくるんですね。
誰にもわからない。
そして、出産は始まってしまったら産まれるまで終われない。
やっぱりやめったって言いたくなるの。
でも絶対終われないの。
性別も何もかも私たちには決められないけれど。
ただ産まれてきてくれてありがとうですね。

私は共感しなかったところも
キリちゃん、マタニティマークのダサさ?とか気にしていて面白いなぁと。

☝︎この木製の最近みますね。
デザインも時代に合わせて色々変わってるんですね。

そんなこと考えたこともなかった。
おんなじ妊婦でも全部同じじゃない。
色んな価値観があるなぁって思いますね。
それはそれですごく面白い。

⇧これも妊娠の漫画ですが、また違った視点で面白かったです。
中の絵柄も表紙の感じと同じで。だいぶシュールです。
感じ方も人それぞれ。
でも妊娠出産は人生を変える大きなイベントなのは間違いない。
優しい気持ちになれる物語です

読むと、妊娠中の自分を慰めてもらえるような。
いろんなモヤモヤしていた気持ちを昇華させてもらえるような。
きっとどこかしら共感できる、そんなどこかいそうな女性の十月十日の物語です。
きっとより一層お子さんのことも自分のことも愛しくなりますよ。
☟サンプルこちらからどうぞ